REPORT

BPDガールズサーキット<7/04@BeachGirlClub>田原啓江さんレポート

7月4日@千倉で行われた、BPDガールスサーキット第2戦<BeachGirlClubカップ>リーダー3人の一人田原啓江さんからレポートが届きましたので原文のまま紹介します。田原さんの優しく真面目な人柄そのままの素晴らしいレポートです。ご覧下さい。

第一回BEACH GIRL CLUB cup大会レポート(by:Yoshie Tahara)

2011年7月4日。

迎えたコンテスト当日。強い雨音で目を覚まし、Beach Girl CLUB(以下BGC)スタッフが大会会場へ入るとまだ日が昇らない早朝から、多くのサーファーガールズがラインナップしていました。

現役学生の年若い選手から、子供を連れてのママさん選手、イベントを楽しもうとウキウキしている人もいれば、ちょっぴり緊張している面持ちの人もいます。

様々な表情が行き交う中、それまで私たちを悩ましていた空がみるみるうちに晴れ渡ってきました。

太陽の挨拶と同時にBeach Girl CLUB cup開幕です!

天気は良好、風は穏やかにそよぎ、波は文句なしの腹胸サイズのオフショアのファンウェーブ・コンデション!

大会としては最高のセッティングでした。

なんとエントリー人数は、初年度にもかかわらず総勢168名にまで昇り、開会式は群がるようにガールズサーファーの輪ができました。

多くの選手が見つめる中、オープニングヒートはショートボード・オープンクラスとボディーボード・オープンクラス。

今回は2ポイントを開放していただき、広いエリアでのびのびと選手が演技できるカタチとなりました。

各クラスともにオープンクラスは非常にエントリー数が多いです。その中で勝ち上がっていく選手はスペシャルクラスでも戦えるほどにレベルが高かったのが印象的。また、このクラスの選手は大会の楽しさを身につけ始める人が多く、大会会場でもサーフィン仲間をつくったり、スタッフにも気軽に声をかけてくれたりと、とっても素適な大会盛り上げ部隊となってくれました。

そして今回注目となったのがBGCならではと言っても良い「大会初めてクラス」。

どんな選手も必ず経験するのは「これが人生初の試合!」という日です。大会には出てみたいけどあと一歩が踏み出せないというサーファーガールズを、ちょっとだけ後押しするお手伝いができたらなぁと思い、あえて「大会初めてクラス」に設定することで選手層が広がりました。それがみんなを安心させたのか、とても初めてとは思えないリラックスしたサーフィンが目に飛び込んできました。

一方スペシャルでは、アマチュアトップレベルの選手が多数エントリー。中には、すでにプロツアーをフォローしている有名選手の名前も見られ、一目でも注目選手を見ようとギャラリーも沸きあがっていました。

ショートボードスペシャルクラスには、今大会大目玉でもあった、

<2011年度JPSA出場権>が贈呈されることになっていたため、選手は完全本気モード。プロを目指すアマチュアライダーの熱き戦いが繰り広げられました。

(今回ショート/スペシャルクラスを征して、来年JPSA出場権を勝ち取った清永亜希子ちゃん)

次世代に繋がるBEACH GIRL CLUB、夢のあるBEACH GIRL CLUBを目指しています。

また、今回試合会場とさせていただきました千倉海岸は、美しく広がる海岸沿いと隣接したパーキングスペースで、ギャラリーの方たちにも観戦しやすい素晴らしいロケーションです。

本部ブースの付近には、各社メーカーの方たちに特設ブースも設置していただき、サーフボードの試乗会や展示会なども行われました。

さらにはフリーマーケットや、ボディーケアルームもご用意していただき、誰が来ても楽しめるイベント形態が実現しました。

さらに、BGC主催者3名全員が現役プロサーファーということもあり、プロサーファー、プロボディーボーダー、プロロングボーダーと、多くの人気プロライダーが駆けつけてくれました!

デモンストレーションは総勢18人という、かつてない盛り上がりを見せました。

本部ブースには入れ替わり立ち代りゲストをお招きし、会場にいるみんながわくわくするようなトークが盛りだくさん。途切れることなく続きました!主催者とギャラリーの壁を取り除き、会場全体が一体感に包まれていたので最後まで最高の雰囲気に包まれた大会でした。

Beach Girl Clubではサーフィンのスキルアップだけでなく、「人として健やかに美しく生きる」ということを念頭に活動を行っております。今回はそんな私達に賛同してくださった方たちにも恵まれ、ピンクリボン(乳がん早期発見の啓発)運動や、ウォーターリスクマネジメント協会による水難事故防止のデモンストレーションなどといった企画も盛り込みました。今後は医療機関などとの提携も視野に、サーフィンというスポーツを通じてできる人としてのあり方をサーファーガールたちと考えていきたいと思っております。

(ピンクリボン活動/募金及び啓発リスト・バンド販売、売上げの一部寄付)

(ウォーターリスクマネジメント協会による救命のデモ、命の大切さを学びます)

まだ熱の余韻を残し、美しい夕日をバックに閉会式・表彰式が執り行われました。

最後のプレゼンテーションでは選手・スタッフが涙ぐむ姿も見られ、笑いあり感動ありの素適な大会として幕を閉じることが出来ました。

しかしそこは、元気なビーチガールズ。閉会式終了直後に行われた”じゃんけん大会”では、ヒート以上にヒートアップしていたことは言うまでもありません。

この度ご協賛いただきました各社の皆様、初年度にもかかわらず沢山の心強いバックアップをどうもありがとうございました。皆様に応援していただいたこの大会を、次につなげることができるようにBEACH GIRL CLUBプロライダー一同、励んでまいりたいと思います。

以下、大会結果

<ショート初めて>

優勝 宗政涼子

2位  星美麗

3位  高田ひろみ

4位  広瀬絵里

<ショートオープン>

優勝 内沢美幸

2位  浅田佳苗

3位  後藤絵里

4位  松本佳織

<ショートスペシャル>(写真左より優勝順位順)

優勝 清永亜希子

2位  平岡香織

3位  伊藤みゆき

4位  田中愛子

<BB初めて>

優勝 児玉千穂

2位  亀井光恵

3位  大和田佳奈

4位  狩野朋子

<BBオープン>

優勝 久我美知代

2位  岡澤紫織

3位  今井彩

4位  川島真紀

<BBスペシャル>(写真、左から優勝順位順)

優勝 相田桃

2位  荒木桃子

3位  井上さゆり

4位  佐藤裕美子

<ロング初めて>

優勝 佐藤佳枝

2位  重久絵奈

3位  松浦千春

4位  土佐陽子

<ロングオープン>

優勝 片桐紀子

2位  岡澤紫穂

3位  高野智恵

4位  下總美智子

<ロングスペシャル>(写真、左から優勝順位順)

優勝 岡澤紫穂

2位  大塚絢

3位  鈴木裕美

4位  池田千晶

(写真協力;DELTA FORCE SURF)

BEACH GIRL CLUB cupレポ

代表 田原啓江

とっても素敵なコンテストでした。あらためて千倉の感動が蘇って来ました。ThankU!!!

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